ドライブライン・ベースボールとは
米国ワシントン州シアトル郊外の倉庫が立ち並ぶ一角にドライブラインの本社施設があります。その広大な施設の中には、ハイスピードカメラ、モーションキャプチャ、トラックマン、ラプソード等々のデータ測定機器、大量のモニター、そしてそれらを繋ぐケーブルが所狭しと並んでいます。
2008年にカイル・ボディによって設立されたドライブラインは、データ活用による科学的分析手法によるピッチング、バッティング双方のパフォーマンス向上で実績を誇り、オフになると毎年300人を超えるMLB選手たちがやってきます。その数は年々増加し、そしてシーズン中もオンラインでのコミュニケーションを続けています。
もちろんプロ選手以外にも、プロを目指す選手、大学生から小学生に至るまで、野球が大好きという共通の想いを持ったアスリートたちが、これまでの圧倒的実績に支えられた高い信頼感と、理論的だからこその納得感に満ちた、充実した野球能力向上のトレーニングを、楽しくこなしています。
近年では数多くの日本のNPB選手たちもシアトルを訪れてパフォーマンスアップに取り組んでいます。
トラックマン、ホークアイ、ラプソードなど各種測定機器の導入により、投手も打者も様々なデータ収集が可能になってきています。ドライブラインは、こうして収集されたデータを、MLBトッププレイヤー達の動作解析や結果分析の膨大なデータベースと突き合わせつつ、個々の選手で全く異なる運動特性やそれに伴う課題について、「推測」ではなく分析データで整理し、パフォーマンスアップへの具体的道筋を共に考えていきます。
さらにパフォーマンスアップに繋げるための練習ツールも、バイオメカニクスの観点を踏まえて独自に開発。アスリートによる利用テストとその動作データの解析、さらなる試行錯誤を繰り返したことで、プライオボール等の練習ツール、それらを利用する斬新でユニークなドリルを完成させています。
これらの練習ツールとドリルを、選手たちの特性に合わせて適用することで結果を着実に導き出していくという手法により、圧倒的な実績結果を誇っているのです。
1,000人を超えるMLB選手の能力向上、40人以上のオールスタープレイヤー、複数のMVP選手やサイ・ヤング賞受賞投手を輩出し、大学生から小学生に至るまで、野球を愛するあらゆるアスリートから高い支持を得ています。